――収録に参加されてみて、現場の印象は?
みんなが穏やかで温かく、時間に追われているはずなのに、いい意味でそれを感じない雰囲気です。そんな環境で、のほほんとした和やかなシーンが撮影できるのは気持ちの上でもありがたいですね。イライラしていたら、家族ではしゃいだりする雰囲気は撮れないと思いますし、現場の雰囲気に助けられていると感じます。
昭和の家屋のセットに入ると、やっぱり不思議と落ち着きます。そして、そこに、いつも顔を合わせる家族がいる。この雰囲気が安心材料のひとつかもしれません。暗いランプだけの照明に、畳に正座して話すということも、現代では珍しいことですよね。
子どもたちが笑っていて、福ちゃんやお母さんもいる。それが当たり前になって居心地がよくなってきています。もうマイホームという感じです。
安藤サクラちゃんは、すごく朗らかで面白くて、ずっと見ていたい感じです。福子としてのサクラちゃんは、楽しいときは本当に楽しく、泣くときは本気で泣く、といったようにどこまでがお芝居なのか分からないぐらいです。
もしかしたら「演じている」という感覚ではないのかもしれません。ヒロインとしてそんな境地に至るなんて、ある意味すごくうらやましいことですよね。本当にすてきだなと思います。物語が進んでいくと共に、家族としての関係がどんどん深まり、無理に会話をしようとしなくても家族らしく温かい関係性ができてきているのでうれしいです。
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