佐藤健「愛がなくなってしまったら、僕自身がなくなってしまうのと同じことだと思います(笑)」

2018/10/19 05:00 配信

映画

兄の借金を抱え、家族ともうまくいかず、人生のどん底状態にいる一男(佐藤健)(C)2018映画「億男」製作委員会


大友監督は役者を信頼してくれる


久しぶりとなった大友監督の現場。改めて感じた大友作品の魅力とは?

佐藤「モロッコロケがあったりと、スケールも大きかったですし、大友監督らしいなと思いました。でも、僕は大友組では時代劇しかやったことがなく、現代劇は今回が初めてだったんです。なので、大友監督の前でナチュラルな芝居を見せるのが初めてで。だから、大友さんに僕の新しい一面を見せたいなと思いながら芝居をやっていました。大友監督としてもいろんな現場を経験されてきて、監督もまたステップアップされて、次のステージに行っているんだなと感じました。だけど、役者を信頼してくれているのはそのままでしたね」

大友監督と佐藤が組んだ「るろうに剣心」は、シリーズ三部作共に大ヒットを記録したが、それを超えてやるという意識はあったのだろうか。

佐藤「『るろうに剣心』の続編をやったときは、前作を超えてやるという気持ちがすごくありましたけど、今回は題材がまったく違うので、そういう思いはないですね。だから、過去の大友監督の作品を意識したりはしていないです。僕としては一男というキャラクターをどうするのかを作っていって、いいパフォーマンスができるように頑張る。ただ、それだけでしたね」