とはいえ、毎回映画に主演するときは、俳優として参加するだけでなく、製作的な働きもしているという佐藤。それは今回も同様だったようだ。
佐藤「とにかく面白い映画になればいいというのが大前提ですが、今回はどこに軸を置くのか、何の物語にするのかを定めたほうがいいなと思って。例えば、一男と九十九の友情の話なのか、一男の家族の話なのか、それともお金の話なのか。そういうことをちゃんと定めたいと思ったので、そこに関してはかなり話し合いましたね。それによってシーンの順番も変わってくるので。なので、クランクインしてからもギリギリまで話し合って。綱渡りみたいな撮影でしたが、完成したものを見て、一つ一つのチョイスを間違ってなかったと思えたので、最後まで頑張って良かったなと思います」
愛も友情も3億円も失ってしまった一男。佐藤がこの中で一番失いたくないものは?
佐藤「もちろん愛です。愛と友情はかぶる部分がありますけどね。でも、基本的に人間は愛でできていると思うので、もし愛がなくなってしまったら、僕自身がなくなってしまうのと同じことだと思います(笑)」
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