累計100万部を突破した東野圭吾のベストセラー小説を、堤幸彦監督が実写化した映画「人魚の眠る家」が公開中。主演の篠原涼子、そして西島秀俊をはじめとするベテラン俳優陣の熱演が話題の中、SNSでは「子役の子の演技に涙がとまらない」といった声が続出している。
本作は、愛する娘がプールで溺れて意識不明に陥るという、悲劇的な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦の苦悩と決断を描いたヒューマンミステリー。
そんな物語で、篠原と西島演じる播磨夫婦の娘役として眠り続ける“人魚”になってしまう瑞穂を演じているのが稲垣来泉だ。
稲垣は、ドラマ「この世界の片隅に」(2018年、TBS系)では黒村晴美役として出演し、物語の転換点ともなる重要なシーンの演技で多くの視聴者の涙を誘った。
そんな稲垣は、本作では元気にプールで水遊びする姿や、母親に一生懸命話しかける年相応な姿を見せる一方で、プールで溺れて意識不明となってからはぴくりとも動かず、見事に眠り続ける“人魚”の姿を演じきっており、その見事なギャップには幼いながらも女優魂を感じずにはいられない。
「来泉ちゃんは天才肌」と撮影が始まる前から聞かされていた共演の西島も、「シーンについての説明も要らないし、セリフ合わせもなし、自分でセリフを解釈して演じる姿に撮影当初は現場がどよめいていました」と語り、稲垣の女優としての才能に驚嘆していた。
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