永野芽郁、「LIFE!」が送る本格時代劇は『現場にくると想像をどんどん超えてくる』<忍べ!右左エ門>

2018/12/01 10:00 配信

ドラマ インタビュー

「忍べ!右左エ門」で、少し天然なおことを演じている永野芽郁(C)NHK

12月19日(水)に、「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合)の制作陣が手掛けるスペシャルドラマ「忍べ!右左エ門」(夜10:00-11:10)が放送される。

同作は、「LIFE!」の座長・内村光良が主人公で元忍者の右左エ門を演じる“忍者アクションコメディー”。

元は忍者だが、廃業し居酒屋を営んでいた右左エ門は、かつての忍者仲間の長次(古田新太)から、息子の序助(中川大志)の結婚相手・おこと(永野芽郁)の生き別れた父親(堤真一)を捜してほしいと頼まれる。依頼を引き受けた右左エ門は、長次、序助と共に父親捜しのために江戸城に潜入することに。なまった体にムチを打ち、右左エ門たちは江戸城を守る現役忍者たちとの戦いに奮闘する。

おことを演じる永野は、今作が連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年、NHK総合ほか)以来、初のドラマ出演。「LIFE!」のコントにも出演歴のある永野にインタビューを行い、「LIFE!」が作り出す時代劇の世界観をどのように思ったのか、そして今作の見どころなどを聞いた。

意外と真面目な時代劇で驚きました


――「LIFE!」が時代劇のドラマを制作すると聞いた時にはどのように思いましたか?

正直どこまでふざけ倒すんだろうと思いました(笑)。

私の役は、「半分、青い。」で言うところの光江(キムラ緑子)さん的なポジションなのかなと想像して撮影に入ったら、意外と真面目な時代劇で驚きましたし、完成したらどんな感じになるんだろうと楽しみになりました。

でも不思議な気持ちのまま撮影しています。

――出演が決まった時にはどのように思いましたか?

「LIFE!」のコント出演と一緒にお話しをいただいたので、「なるほど!」っていう感じでした(笑)。

こんなに本格的な時代劇だとは思っていなくて、まさかロケまでして撮影するとは…っていう気持ちのまま、ここまできちゃってますね。

――“朝ドラ”以来の初のお芝居はいかがでしたか?

そうなんです! 私の“朝ドラ”後初めてのお芝居は、「LIFE!」(9月22日放送)の“朝ドラ”とのコラボコントだったんですよ(笑)。

そこから、このドラマの撮影に入ったのでとても緊張しているんです。せりふとかを頭の中でたくさん練習してます。「ここはこうで、絶対間違えないように!」って思いながら(笑)。

朝ドラはあまり緊張してなかったんですけど、もはや10カ月間の休養から明けたような感覚なので、久しぶりに緊張してます。

――おことの役作りはどのようにしていきましたか?

寂しさを抱えつつも、ものすごくちゃんとしている人なので、ふわふわしているよりは、しっかりとしていて、序助さんを支える奥さんとして演じています。

でも撮影期間が短いので、役作りをするというよりは、気付いたらすぐ終わっちゃう感じです(笑)。

――現場の雰囲気はいかがでしたか?

皆さんめちゃくちゃ優しいので、居心地がすごくいいです。

「LIFE!」にいつも出演している方々の中に入っていくので、ちょっと自分が部外者みたいに感じてしまっていたんですけど、受け入れてくださいました。

――内村さんと演技について相談することもあったんでしょうか。

何にもしてないです!(笑) 

内村さんだけでなく、皆さんお忙しい方々なのに、せりふを完璧にこなしていくんですよ。

時代劇なので、使い慣れていないような言葉も出てくるのにスムーズに撮影が進んでいくので、プレッシャーを感じていました(笑)。

――俳優としての内村さんはいかがしたか?

すごく人を見ていらっしゃるなと思います。

先ほどお話してた、“秋風先生”のコント(9月22日放送の「LIFE!」で、内村が「半分、青い。」の登場人物・秋風羽織を演じたパロディーコント)でも、声や仕草を(秋風を演じている)豊川悦司さんに全部寄せて演じられていて、共演していた私でも「本当に似ている」と思ったんですよ。

お芝居でも、一緒にやっていてこちらのお芝居を見ていて拾ってくださるので、何も心配がなく、安心してお任せできます。