<いだてん>主役・中村勘九郎、開始55分で“やっと”登場!隈取風メークに「よっ!中村屋!」

2019/01/07 06:12 配信

ドラマ

【画像を見る】ラストシーン、苦しそうにゴールに駆け込む四三(勘九郎)。目の下ににじむ赤い染料がまるで“隈取”のよう!※画像は「いだてん―」公式Instagram(nhk_idaten)のスクリーンショットです


中村勘九郎と阿部サダヲが主演を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の初回「夜明け前」が1月6日に放送された。怒涛の展開が視聴者を熱狂させた一方で、“前半の主人公”とされる金栗四三役・勘九郎は終盤まで姿を見せず。開始55分のクライマックスで登場するというドラマチックな展開で、視聴者を一気に魅了した。

宮藤官九郎が脚本を務める「いだてん―」。1912年に日本で初めてオリンピックに参加した金栗四三(勘九郎)と、1964年の東京オリンピックを成功に導いた田畑政治(阿部)という2人の主人公がリレー形式で登場し、日本とオリンピックの知られざる歴史を描いていく。

「いだてん―」第1回より (C)NHK


初回は1909(明治42)年、柔道の創始者・嘉納治五郎(役所広司)らが日本人のオリンピック出場を目指した時代の物語と、その50年後の1959(昭和34)年、東京にオリンピックを招致すべく奮闘する人々のエピソードが交互に展開した。

若き日の古今亭志ん生・孝蔵(森山未來)と、半世紀を経て名人となった落語家・志ん生(ビートたけし)が語り部として交互に現れることで、時空を超えた場面転換をわかりやすく伝える構成は、ドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)や連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK総合ほか)を手掛けた宮藤官九郎ならでは。中村勘九郎が会見で「宮藤さんやスタッフさんたちがたたきつけた挑戦状のような第一話」と表現した通り、阿部、役所をはじめ星野源や松坂桃李、竹野内豊生田斗真といった豪華なキャスティングと怒涛の展開で度肝を抜いた。

しかし、肝心の四三はなかなか現れない。

四三が登場したのは、60分(※初回は15分延長して放送)のうち55分が経過したラストシーン。日本人初のオリンピック選手を見つけるため嘉納が開催した“未曾有の大運動会”で、いずれ劣らぬ健脚たちを差し置いて先頭で姿を見せたのが四三その人だった。