<試写室>「私のおじさん―」一家に一人欲しい“妖精”エンケン

2019/01/11 05:00 配信

ドラマ コラム

岡田結実の表情の変化が面白い(C)テレビ朝日


Introduction


同作は、ポンコツ新人アシスタントディレクター(AD)の一ノ瀬ひかり(岡田)が、ある日突然現れた妖精を名乗るおじさん(遠藤)から、毒のある応援を受けながら過酷な仕事に取り組んでいく“お仕事コメディー”。

恋にやぶれ、働き口もなくし、人生崖っぷちのひかりが就職したのは、「テレドリーム」という名の制作会社だ。

入社式もそこそこに超過酷ロケで有名なバラエティー番組「限界MAX★あなたも私もヤッテミー!!」に配属されたひかりは、裸足に革靴の適当プロデューサー・泉雅也(田辺誠一)の雑な指示で、早速ロケ現場へ。

しかしそこには、理不尽過ぎる“デブチーフ”ADの出渕輝彦(小手伸也)、働き方改革を盾にするイマドキADの九条隼人(戸塚純貴)、通称“ババア”のお局アシスタントプロデューサーの馬場桃花(青木さやか)、そしてやり手だが“超クソ男”の番組ディレクター・千葉迅(城田優)といった、ヤバ過ぎる面々との出会いがあった。

無理難題ばかり押し付けられ、一生懸命頑張っても怒られるばかり。「もう辞めてやる!」とトイレの個室に泣きながら駆け込むと、「おじさんが慰めてあげようか?」という声が。

恐る恐る振り向くと、便器に座ってほほ笑むおじさん(遠藤)の姿が…。

「え、変態!? ストーカー!?」と絶叫するひかりに、おじさんは自らを「妖精」と名乗る。

その日から、ひかりにしか見えないらしき“妖精おじさん”は、会社でもプライベートでも四六時中そばにぴったりと張り付き、何かにつけて横から愚痴や文句を挟んでくるようになる。

そして、言いたいことも言えず、何事も笑ってやり過ごすひかりに「うれしくないのに、何で笑ってるの? ムカついたんじゃないの?」と言い放ち…。