1月18日(金)公開の映画「マスカレード・ホテル」のホテルマン試写会が、1月9日に東京・ロイヤルパークホテルで行われ、出演者の木村拓哉と長澤まさみが舞台あいさつに登壇。
同作品は累計350万部突破の東野圭吾作品屈指の人気を誇る同名小説を映画化したもので、木村が連続殺人事件を解決するためにホテルに潜入する刑事・新田浩介を、長澤が新田と共に事件の真相に迫る優秀なホテルマン・山岸尚美を演じる。
同イベントは、原作のモデルとなり、同作の撮影でも使われたロイヤルパークホテルで働く現役のホテルマン約100人が集合し、同作品を鑑賞。舞台あいさつでは、木村と長澤が撮影秘話などを語った。
舞台あいさつに登壇した木村は「ここロイヤルパークホテルさんでは撮影でも非常にお世話になったので、作品の中には見慣れたところが多数あったと思います。このホテルの協力がなかったらこの作品は生まれてなかったと思いますし、このホテルがなかったら東野圭吾さんも『マスカレード・ホテル』を書いてなかったと思いますので、“ゼロ”から今に至るまで皆さんに感謝するばかりです」と告白。
一方、長澤は「ホテルマン役を演じさせていただきました。『ここは違うな』って思うところがあったかもしれませんが、できる限りのことはやれたかなと思っています」と笑顔で語った。
また、現役ホテルマンを対象とした試写会について木村は「一番ハードルが高いお客さんだと思います。皆さん、本物ですからね(笑)。こうして登壇させていただいたら、直接お客様にサービスする方と厨房で食材を向き合って料理を介してお客様にサービスする方の表情の違いが見えて、普段のお仕事柄だったり仕事に対するそれぞれのモチベーションを持ってらっしゃるのがよく分かりますね」と明かすと、長澤も「ホテルマンとしての(部署ごとの)それぞれのプライドを感じますね」と同調。
さらに、撮影を振り返り「フロントクラークの制服に袖を通すだけで、自分の骨格とは別の骨格を与えられるような感覚は毎日ありました。片足や前や後ろに体重が掛かっていては立っていられないような、軸を(体の)真ん中に置いた姿勢でないと居られないような感覚がありましたね」(木村)、「“真面目一筋”みたいな役柄だったので、ホテルマンとしての風格だったり、ホテルとしての品格というものがきちんと伝わるように、所作というものに関してはすごく気を使っていました。撮影でホテルを使わせていただく時にホテルの方が案内をしてくださったのですが、その時の姿勢や態度を参考にさせていただきました」(長澤)とそれぞれ明かした。
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