三上博史が登場人物全員“ワル”の作品で14年ぶり映画主演「みんな必死なクズでしたね」

2019/01/18 06:00 配信

映画 インタビュー

今作出演について「僕ら役者の立場からしてみると、こんなチャンスは滅多にないんです」とコメントスタイリスト=上山浩征(semoh)/ヘア&メーク=白石義人(ima.)


――信頼感のある言葉ですけど、受け取り方を変えるとプレッシャーですね(笑)。では最後に、ラストまで気の抜けない作品だと思うんですけど、特にここに注目してほしいというところを教えてください。

僕ら役者の立場からしてみると、こんなチャンスは滅多にないんです。こんなに野放しにやらせてもらって、こんなに勝負させてもらえる。失敗したら“ダメ”って烙印を押されちゃうから、リスクと表裏一体ではあるんですけど。でも、こんなにやらせてもらえることってないんですよね。

その僕ら役者の醍醐味というものを、きっと好きな観客の方はいると思うんですよ。そういう醍醐味を感じて楽しんでもらえたら、本当にうれしいなって思います。出来損ないの部分もあるんですけど、逆にそれは長回しだからこその“本当”でもあるので、それを1人でも多くの人に楽しんでもらえたらいいなと思ってます。

――繰り返し見ても楽しめる作品ですよね。

そうそう! 試写を見たスタッフの中にも「2回目が一番面白かった」って人もいるし。「だからああいう芝居してるのね」とか。そういう見方もあると思うので、映画館じゃなくてレンタルでも(笑)、2回目を見ようって思ってもらえたらいいですね。