――信頼感のある言葉ですけど、受け取り方を変えるとプレッシャーですね(笑)。では最後に、ラストまで気の抜けない作品だと思うんですけど、特にここに注目してほしいというところを教えてください。
僕ら役者の立場からしてみると、こんなチャンスは滅多にないんです。こんなに野放しにやらせてもらって、こんなに勝負させてもらえる。失敗したら“ダメ”って烙印を押されちゃうから、リスクと表裏一体ではあるんですけど。でも、こんなにやらせてもらえることってないんですよね。
その僕ら役者の醍醐味というものを、きっと好きな観客の方はいると思うんですよ。そういう醍醐味を感じて楽しんでもらえたら、本当にうれしいなって思います。出来損ないの部分もあるんですけど、逆にそれは長回しだからこその“本当”でもあるので、それを1人でも多くの人に楽しんでもらえたらいいなと思ってます。
――繰り返し見ても楽しめる作品ですよね。
そうそう! 試写を見たスタッフの中にも「2回目が一番面白かった」って人もいるし。「だからああいう芝居してるのね」とか。そういう見方もあると思うので、映画館じゃなくてレンタルでも(笑)、2回目を見ようって思ってもらえたらいいですね。
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