宮藤官九郎が脚本を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)は1月20日、第3回「冒険世界」を放送。綾瀬はるか演じる春野スヤが旧式自転車に袴姿でSLと並走した“自転車爆走シーン”が視聴者の度肝を抜いた。
「いだてん―」は、オリンピックが題材。1912年に日本で初めてオリンピックに参加した金栗四三(中村勘九郎)がドラマ前半、1964年の東京オリンピックを実現させた田畑政治(阿部サダヲ)が後半の主人公を務め、日本とオリンピックの知られざる歴史を描いていく。
明治43(1910)年春、四三は東京高等師範学校に進学するため上京した。“田舎者”を絵に描いたような四三は、寮生活になかなかなじめない。
そんな折、夏休みの帰省で四三はスヤに再会。スヤは、音楽の授業で音痴をバカにされると話しながら”自転車節”を歌う四三を「ズレとらん。四三さんの思うように歌うたらよかけん」とほがらかに励ました。スヤは、自分に見合いの話があることは口にしなかった。
視聴者の注目を集めたのは、夏休みが終わり四三が東京に戻る日のエピソード。家族の見送りもなく蒸気機関車に揺られていた四三の耳に、窓の外から「四三さーん!」と呼ぶ声が届いた。自転車で機関車を追いかけてきたスヤだった。
スヤは、女学校制服の袴姿で旧式の自転車にまたがり、全速力で機関車を追いかけ「四三さーん!お達者で!”自転車節”ば、歌ってね!」「東京で、歌うてね!」と笑顔で四三を見送った。
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