1月27日に放送された大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第4回で、ピエール瀧演じる黒坂辛作が初登場し、注目を集めた。
中村勘九郎と阿部サダヲがリレー形式で主演のバトンをつなぎ、日本とオリンピックの知られざる歴史を描いていく本作。
現在は、1912年に日本で初めてオリンピックに出場した金栗四三(勘九郎)を中心とした物語を展開している。(以下、ネタバレを含みます)
辛作が登場した第4回では、東京高等師範学校で開催された「秋のマラソン大会」で、四三が第3位に。憧れの嘉納治五郎(役所広司)に「君は予科か」と声をかけられ、四三は大喜び。
さらに奮起した四三は、“勝つために”すべきこととして、「その一、排便ばする」「その二、わらじは好かん」「その三、スタミナ」とノートに書き出し、3つの課題を解決するために動きだす。
“排便”と“スタミナ”は克服することができたが、当時の日本で運動靴はまだ発達しておらず、走る途中でボロボロになってしまうわらじ以外の履き物を探し、四三は「足袋の播磨屋」に入店する。
「足袋ばください」と入店し、足のサイズも「測ったこつなかですもんね」と言う四三。何を聞いても熊本なまりで返答する四三に、辛作は「ひでぇなまりだな。学生さん、生まれどこ?」と尋ねる。
足のサイズもぴったりな足袋を履いた四三は「あ~良かです」とつぶやきながら、播磨屋の中をうれしそうにウロウロ。
シーンが切り替わっても、四三は同じ徒歩部の野口(永山絢斗)に「限りなく裸足だけん、快適だもんね。どうね野口くんも!」とお薦めするほど、足袋で走ることが気に入った様子だった。
こうして出会った四三と辛作は、後にマラソン用の足袋開発に二人三脚で挑み、年の離れた盟友になっていく。
ちなみに、二人が初対面を果たした播磨屋で、生まれを聞かれた四三が「熊本です」と答えると、辛作は「あっそ」と気のない返事をするシーンが。この会話に、SNS上では「『あっそ』って、阿蘇(あそ)のこと?」や、「高度な熊本ギャグ。ピエール瀧のアドリブかな」と盛り上がった。
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