坂口健太郎「黒川拓は“やわらかいドライアイス”のような男の子」

2019/02/09 15:00 配信

ドラマ

「(拓は)ゆるくてマイペースな印象があって。でも、冤罪事件に対しては誰よりも熱い思いを持っている」撮影=横山マサト


無実であるのに、犯罪者として扱われてしまう冤罪の恐怖。そこに立ち向かう一人の若き弁護士の活躍を描く「イノセンス 冤罪弁護士」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。その主演を務める坂口健太郎は、不可能に近いとされる冤罪弁護に積極的に立ち向かう弁護士の黒川拓を演じた。そして、その黒川拓の人物像に対し、「やわらかいドライアイスのような男の子」と表現する。

「第4話には“わさミョーちゃん”というナゾのキャラクターも出てきます(笑)」撮影=横山マサト


――今のところ第3話まで放送されていますが、黒川拓というキャラクターをどう捉えていますか?

最初に台本を読んだときは、ゆるくてマイペースな印象があって。でも、冤罪事件に対しては誰よりも熱い思いを持っているので、見ていると冷たいけれど、触ると熱いドライアイスのような男の子なのかなと思っていました。それが実際に演じるうちに、“ドライアイスのような男の子”に“やわらかい”という言葉が足されるのが拓なのかなと思うようになりました。

――普段の拓は服装を含めてマイペースかつ、ひょうひょうとした感じで、相棒である新人弁護士の和倉楓(川口春奈)を振り回す存在です。それが法廷シーンになると敏腕弁護士的にというか、一気に雰囲気が変わるのかなと思ったら、意外と拓は拓のままでしたね。

普段の拓と法廷での拓にギャップをつけ過ぎたくなかったというのはあります。拓は弁護士として法廷には立つけれど、それも彼の生活の一部でもあるので、普段と法廷での姿を別人のように見せたくなかったんですよね。

――そんな拓の普段の姿を表わすエピソードとして、弁護士事務所の拓の机に積み重ねられた資料やおもちゃ(?)が楓の机に雪崩を起こすシーンが毎回ありますね。

あれは撮影するのが結構大変なんです。きれいに雪崩が起きないといけないし、一回雪崩を起こすと元に戻すのも大変で。毎回、美術さんが苦労されています(笑)。

でも、拓としては机が汚いとか、散らかっているとは思ってないんですよね。周りからしたら散らかっているようにしか見えないのかもしれないけど、拓からしたら単にモノが多いというだけで。僕もそういうタイプなので、拓の気持ちはよく分かります(笑)。