加藤雅也「ハードボイルドというよりノワール」北方謙三原作の映画で主演

2019/02/16 10:07 配信

映画

加藤雅也が北方謙三の小説「抱影」を映画化した「影に抱かれて眠れ」で抽象画家役を演じる(C)BUGSY

加藤雅也主演、中野英雄プロデュースで北方謙三の小説「抱影」が「影に抱かれて眠れ」のタイトルで実写映画化。2019年秋に公開される。

監督を務めるのは「相棒」シリーズのメイン監督を務めた和泉聖治。北方作品の真骨頂とも言える原作を、スタイリッシュかつ重厚感あふれる映像に仕上げている。

中野が初プロデュースを務める他、小沢和義が脚本を執筆。硬派な俳優二人が制作に参加している。

本作は、横浜の野毛で酒場を営む抽象画家・硲冬樹の平凡な毎日を揺るがす事件を描く物語。主演の加藤がこの画家役で男の哀愁と優しさを見事に演じきる。

冬樹が純愛を貫く女性には中村ゆり、冬樹を慕うバーテンダーにはEXILEの松本利夫、事件の発端を作る男にカトウシンスケ、横浜のヤクザを湘南乃風の若旦那が演じる他、ヒップホップアーティストのAK-69が俳優デビュー。

さらに、冬樹と関係を持つクラブのママに熊切あさ美、冬樹の才能にほれ込む画商に余貴美子、冬樹に刺青を教える彫師に火野正平といった顔ぶれが集結している。