NHK BSプレミアムで放送中の「我が家のヒミツ」(毎週日曜夜10:00-10:50)。
同作は、奥田英朗の短編小説をドラマ化した「我が家の問題」(2018年、NHK BSプレミアム)の第二弾。“4人の妻”を各話の主人公とし、オムニバス形式で4つの夫婦の会話劇を描く。
今回、一人4役で“4人の妻”を演じ分けているのが連続ドラマ初主演の佐藤仁美だ。
ネットオークションにハマる妻や妊娠中でナーバスになる妻などその役どころは多岐にわたる。
そんな佐藤に一人4役を演じることの苦労や共演した4人の夫の印象などを聞いた。
――今回、一人で4役を演じられていますが、オファーを受けた時の印象を教えてください。
いやでした(笑)。
4役やって、「全部同じじゃん!」って思われたくなくて…。
“役者としてやりがいがあります”と言いながらも、最初は「いやだ、そんな評価は受けたくない! どうしてもですか?」という思いでした。
――役が違うとはいえ、“妻”を4役というのは変化をつけるのは難しそうですよね。
難しいですね。
はじめは、髪型や衣装、夫役も変わるし、「(同じ人が演じているって)バレないんじゃない?」なんて開き直ったり…。
でもやるからには! という思いももちろん自分の中にありました。
1番悩んだのは、妊娠中の妻・葉子を演じた第3話(3月17日[日]放送)です。
マタニティハイの状態になっている役なのですが、妊娠も結婚もしたことがないし、想像でしかなくて…。
また、実年齢より歳が一番離れていたのが葉子だったので、「この若作りどうする?」という悩みもありました。
でも、1話を撮り終わったら1日お休みがいただけていたので、リセットできてよかったですね。
いつも朝5時起きだったので、撮影中は全然お酒が飲めなくて(笑)。
お休み1日の半分は二日酔いで潰れ、そこから台本を読みという感じでしたが…。
――今回が連続ドラマ初主演ですが、何か心掛けたことなどはありますか?
私の中では“主演だから”といって変わったことはまったくなかったです。
コンビニでお菓子やスープを買ったり、第2話(3月10日放送)で共演した八嶋(智人)さんとピザを差し入れしたりということはしましたけど…。
あとはスタッフさんをあだ名で呼んだりしました。
ゲストで出演すると、スタッフさんの名前ってなかなか覚えられないんです。
今回はずっと一緒だったので、主役ってこうやって朝から晩まで撮影して、スタッフさんのことも覚えていくんだな、主役って大変だな、と思いました。
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