佐藤健、“ドラクエ”の主人公役も「この物語の主人公は…今の時代を生きる“あなた”」

佐藤健「あっぱれドラゴンクエストです」

主人公・リュカを演じる佐藤は、小学生の頃ゲームに夢中になっていたそう。

「今回の脚本は映画としての最後の終わり方以外は基本的にゲームに沿って進んでいきます。しかしこの普遍的なストーリーは、今読んでも決して古く感じることなく、当時と同じように僕の心を震わせました。

まず当時、ここまで物語がしっかりとしているゲームなんてないわけで、その時点でドラゴンクエストすごいなとあらためて思ったわけですが、この時代に映画の脚本として生まれ変わってもなお色褪せぬこの魅力。あっぱれドラゴンクエストです」と作品の魅力を語る。

続けて、主人公を演じることについては「そんなドラゴンクエストの主人公の声を務めさせていただくということで責任重大なわけですが、どうなのでしょう、不安です」と言いながらも、「しかし『佐藤なんかに任せてらんねえよ』という方にもぜひこの映画を見に来ていただきたいのです。なぜならこの物語の主人公は僕が演じた“リュカ”ではなく、紛れもなく今の時代を生きる“あなた”なのですから」と、作品のタイトルを踏まえたコメントで締めくくった。

有村架純「ブレることのないよう演じました」

そして、サラボナの平和を脅かす魔物を倒すため共闘するビアンカを演じるのは有村架純。

「山崎総監督のもと、佐藤健さんと掛け合いをしながら収録できたので、現場で生まれた空気感や、リュカとビアンカの距離が少しずつ縮まっていく様子が、声を通して少しでも伝わってくれるとうれしいな、と思います」と収録を振り返った有村。

さらに「ビアンカは、気が強くはすっぱな部分もあるけれど、心の隅でリュカを思う乙女な心も持った魅力的な女性です。寛容で肝っ玉だからこそどんなことも受け止め、立ち向かう芯の強さを大切に、ブレることのないよう演じました」と自身が演じた役についてもアピールした。