――鶴橋監督から何かアドバイスされましたか?
“色っぽく”やってくれと(笑)。私自身も、ちょっといつもより大人っぽくということを意識しながら演じていました。
――財前を支えるケイ子を演じる上で心掛けた点は?
ケイ子は大らかで愛情深い女性。五郎ちゃんを包み込んであげられるような大きな優しさを持った女性でいることを心掛けました。
――財前は物語が進むにつれて、どんどんと精神的に変わっていきますよね。
岡田さんは前半と後半で全然顔つきが違うんですよ。変わっていく様をずっと近くで見ていたので、最後の方は怖いぐらい。こんなに短期間で役を作り上げて変えて行けるなんて単純にすごいなと思いました。
――ケイ子としては、そんな財前をどう見ていたんですか?
五郎ちゃんが段々変わっていく姿は見ていてつらい部分もあって。好きだからこそ支えたいんですけど、変わっていくところを目の当たりにすることによって、2人の間に溝が生まれてしまう。最後は痛々しかったですね。
――気持ちが苦しいシーンで、鶴橋監督に相談したことはありますか?
監督は私のことを信頼してくださったので、自由にやらせていただきました。ただ、ラブシーンでは「もっと絡んでほしい」といった細かい要求がありました。監督は“欲しがり屋さん”なので(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)