磯村勇斗、わがまま放題の航は「大ちゃんを転がすようにコントロールできる」

2019/06/02 18:00 配信

ドラマ

ドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京系)で井上航を演じている磯村勇斗撮影=菅慎一


西島秀俊演じる“シロさん”こと筧史朗と、内野聖陽演じる“ケンジ”こと矢吹賢二カップルのほのぼのとした日常と、史朗による手料理が人気を博しているドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京系)。今作で史朗と賢二の友人カップルで、大ちゃんこと小日向大策(山本耕史)の年下の恋人・井上航を演じているのが、心優しい爽やかな料理人から不良高校生まで幅広く演じている磯村勇斗。

今作では、年上の彼氏・小日向にアイスクリームを買いに行かせるなど、わがまま放題にも関わらず、小日向にかつての少女漫画に登場する金髪の美少年・ジルベールとして溺愛される航を好演している。

航について「一見、ほにゃっとしていますが、冷静な判断ができる観察力の高さも魅力かな」という磯村勇斗撮影=菅慎一


ジルベールを検索してみたら、全然違うし


――最初によしながふみさんの原作漫画で、航を見たときの印象を教えてください。

無精ヒゲで髪はボサボサ、服も不思議な動物のキャラクターものを着ていたりするので、ヤボったい印象でした(笑)。それでジルベールを検索してみたら、全然違うし!「大ちゃん、こんな金髪美少年を妄想してるの?」と笑ってしまいました。

――しかし、小日向を振り回し、史朗や賢二に鋭い意見を言ったりして、史朗の言葉を借りると“食えないやつ”なんですよね。

そうなんですよね(笑)。あれだけ大柄な大ちゃんを、年下の航が手のひらの上で玉を転がすようにコントロールしちゃう、人を振り回す力がある。一見、ほにゃっとしていますが、冷静な判断ができる観察力の高さも魅力なのかな? そして、いざ喋ると同性愛についてもちゃんと考えていたりして、シロさんたちに的を得たことも言う。わがままですが、センシティブかつ利口な人という印象があります。