オンラインゲームに父親を誘い、自分の正体を隠してコミュニケーションを図ろうとする息子。ある青年が考えた“父との絆を取り戻す計画”が話題を呼び、書籍化、ドラマ化もされた人気ブログを映画化。その「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」(6月21日・金公開)で主演を務める坂口健太郎は、これまでずっとすれ違ってきた父親のことを知りたいと思い、オンラインゲームを使った「光のお父さん計画」を始める青年・アキオを演じた。
――脚本を読んだときの感想を教えてください。
最初にこのお話をいただいたときにゲームの映画だと聞き、僕たち俳優がゲームのキャラクターを演じるのかと思いました(笑)。もちろん脚本を読んだらそうではなく、ゲームの世界と現実の世界が両方描かれるというのは分かったんですが、それがどうリンクするのかを想像するのは難しかったです。
――確かにゲーム世界の登場のさせ方が独特ですね。現実では父と息子の会話はほとんどなく、ゲームの世界では仲間として冒険を繰り広げているけれど、父親はその相手が本当は息子とは知らない、という。
面白いですよね。僕はこの父と息子の関係性がすごくステキだなと思いました。脚本を読んだときにも心がじんわりと温かくなり、とても優しい作品になるだろうなと思いました。
――父親の暁を演じられた吉田鋼太郎さんとは初共演だそうですね。
以前CMでご一緒したことはあったのですが、別撮りだったので、直接お会いすることはなくて。その後にも偶然バーでお会いすることがあって、そのときにごあいさつだけさせていただいたのですが、お芝居を一緒にやらせていただくのは今回が初めてでした。
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