――では、この映画のお父さんのように、誰かに勧められて思わずハマってしまったものはありますか?
乗馬ですね。役者なのに今までやってこなかったのも恥ずかしい話なんだけど、時代劇もあるだろうから「やった方がいいよ」と人から言われて。それで渋々始めたら、めちゃくちゃハマりました。自分でもこんなにハマるとは思ってなかった(笑)。
――乗馬のどういうところにハマっているんですか?
僕、車が大好きなんですよ。馬は生きものだから車と一緒にしてはいけないかもしれないけど、思ったとおりに動いてくれるし、何より走っていて気持ちがいい。基本、僕は運動不足なので、それも多少は解消されるのでいいなと。
――最後に、今はバーチャル世界でのコミュニティーが盛んになっている時代だと思いますが、この映画のようにゲームを通じて深めていく親子の関係についてどう思いますか?
これは実話だけど、実際にこれをやったらどうなるんだろうなと。映画になるぐらいだから超フィクション的だし、こういう親子の絆の深め方は、普通はなかなかできないと思うんですよね。ただ、自分の親との関係がうまくいっていなくて、何かしらの解決法を探している人にとっては、この映画が希望みたいなものになるんじゃないかなと思います。
取材・文=馬場英美
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