――峯田さんと久しぶりに共演されての感想を教えてください。
今回の峯田さんはコウタたちを見守っている守護天使みたいな感じでした。実は「ひよっこ」のいときに峯田さんから愛のあるダメ出しをしていただいたことがあって。なので、自分の中ではちょっとリベンジマッチみたいなところがあったんですが(笑)、今回は峯田さんから「いいね」と言ってもらえたので、少しは成長した姿を見せられたかなと思っています。
――脚本家の岡田さんとのお仕事も「ひよっこ」以来だと思いますが、いかがでしたか?
岡田さんは僕にとっての恩人みたいな方です。きっかけとしては、僕が前にやっていたバンドのことを知ってくださっていて、それで最初にラジオに呼んでいただいたんですよね。まさに音楽がつないでくれた縁だったので、そのときは音楽をやっていて良かったなと思いました。
――前回のヤスハルもそうですが、今回のコウタも不器用なキャラクター。岡田さんの中に“古舘さん=不器用”みたいなイメージがあるんですかね?
どうでしょうね(笑)。僕自身は自分のことを不器用だとは思っていないけど、確かに人からは不器用すぎると言われます。
――古舘さんはミュージシャンとしても活動されていますが、音楽と俳優業のバランスはどのように考えられていますが?
昨年、たくさんの作品に出させていただいて、それがとても楽しかったんですよね。でも、その反面、音楽のライブがあまりできていなかったので、今年はライブをたくさんやるんですけど、音楽と俳優業のバランスは今も模索中です。どちらもやるからには本気でやりたいので、自分に最もいいバランスを見つけていければいいなと思っています。
――では、最後に「いちごの唄」の注目ポイントを教えてください。
いい意味で、コウタという男の子に期待しないでほしいです。これは千日(通称:あーちゃん)の成長物語なので、コウタ自身は何も変わってないんですよね。それに“好き”にもいろんな形があると思いますが、コウタの場合はあーちゃんに寄り添うことが“好き”の形なんです。こういう恋愛の物語はあまりないと思うので、そこは注目してほしいポイントです。
取材・文=馬場英美
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