阿部サダヲだらけの映像に変化「いだてん」第2部タイトルバック撮影秘話

2019/06/30 10:00 配信

ドラマ

晴れやかな表情(C)NHK


宮藤官九郎が脚本を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第2部が、6月30日(日)放送から始まる。

これまで、日本初参加の1912年のストックホルムオリンピックに出場した金栗四三(中村勘九郎)を主人公に描いてきた本作。その物語の展開に合わせて、タイトルバックの映像も少しずつ変化してきたことをご存知だろうか。

このたびスタートする第2部では、阿部サダヲ演じる新聞記者・田畑政治が新たな主人公に。今までのタイトルバック映像では、四三のカットが多く映し出され、政治は隅田川を平泳ぎしているというシュールな登場の仕方をしていたが、第25回からは政治がメインの映像に変化する。

制作統括の清水拓哉氏によると、過去のオリンピックの映像なども使われている本作のタイトルバック制作は、最初はIOCから許諾を得ることが難しかったという。

「絵コンテを提出したときにすごく難色を示されました。でも、IOCの幹部の方が東京に来たときに仮の映像を見せたら、『これは面白い!』と、とても喜んでいただけて、即OKが出たんです」と清水氏は当時の状況をうれしそうに語る。

そんな力を持った映像を作成した、映像ディレクターの上田大樹氏に、制作の経緯や、第2部のタイトルバック映像のポイントを聞いた。