中村勘九郎は“水浴び”阿部サダヲは“日本泳法”に苦労?勘九郎「前貼りに絵を描くように」<いだてん>

2019/06/30 23:00 配信

ドラマ

たすきをつなぐポーズで記念撮影する中村勘九郎(左)、阿部サダヲ(右)(C)NHK

誰と仲良くなっていいか分からない


大河ドラマでは「新選組!」(2004年)などに出演していた勘九郎。「いだてん」で主演し、違いを感じた部分を聞かれると「分量が違うくらい。出ずっぱりを意識していましたが、今回はそうでもなかったです。群像劇なので、毎日撮影はまれ。ロケの大変さよりも撮影できる喜びの方が大きいです」とさわやかにコメント。

一方で、大河ドラマには4度目の出演で、第25回から主人公となった阿部は「先に終わっていく人たちをたくさん見る経験をあまりしたことがなくて。どんどん他の人が終わっていくので、誰と仲良くなっていいか分からない…」と感想を言い、会場の笑いを誘った。

そして後半には朝原と奥野が登壇し、4人でテーマトークを。「スポーツと京都」というテーマでは、勘九郎が京都三条大橋の駅伝発祥の碑を、阿部が京都踏水会をそれぞれ訪れたことを明かす。

奥野は、「踏水会では、昔は京都疎水でふんどしで水泳をやっていた。京都ではみんな踏水会に入れられて水泳を習っていた」と話す。

そして、「次に繋ぐということ」というテーマで朝原は「先駆者がいなければ今の自分たちへの道はない」と言い、勘九郎は、「(金栗の盟友・)三島弥彦(生田斗真)が12秒を切ったと言って喜んでいたシーンと、今の日本の短距離選手を見ると感慨深くなる」という。

奥野は「日本泳法がもともと日本にはあって、シンクロはそこから繋がっている。欧米からきたものをアレンジしてきた。シンクロ自体が正式種目になったのは最近だが、昔のことは分からなかったので、『いだてん』を観て、『こんなことがあったんだ』と勉強になっている。自分たちも今後に繋げていけるといい」と語る。

阿部は「知る、ということが次につながること。この『いだてん』ではそういうところが見られる。歴史上の人物がたくさん出てくるので、そういう人を知ることで楽しんで欲しいし、若い人たちに託して行きたい」と今後に期待を寄せた。

最後に、奥野は「いだてん第2部がはじまり『水物』が増えるので楽しみ。東京オリンピックも近づきますのでみんなで機運をもりあげましょう」と話す一方で、朝原は「リレーも応援して欲しい」とコメント。

勘九郎は「先週で金栗四三篇が完結し、第2部は“まーちゃん”(田畑)のテンションがすごいことになっている。金栗も出てくるので、ぜひ観てほしい」とPRし、阿部は「第2部が始まるとガラッと変わる。何が出てくるかわからないような楽しいお芝居なので、楽しみにしてほしい」とメッセージを送った。