八嶋智人と牧瀬里穂が全国の歴史的な建物を巡る「百年名家」が放送200回

2019/07/07 05:52 配信

バラエティー

放送200回を迎えた「百年名家~築100年の家を訪ねる旅~」で「旧川喜多邸別邸」などを訪ねた八嶋智人と牧瀬里穂(C)BS朝日

八嶋智人牧瀬里穂が全国の歴史的な建物を巡る「百年名家〜築100年の家を訪ねる旅〜」(毎週日曜昼0:00-0:55、BS朝日)が7月7日(日)の放送で200回を迎える。

記念すべきこの回に訪ねるのは神奈川・鎌倉に移築された2軒の建物。

1軒目の「旧川喜多邸別邸」は欧州の名作映画をいち早く日本に輸入・配給し、昭和期の映画界に多大な貢献を果たした川喜多長政夫妻の別邸となる。

元々は哲学者の和辻哲郎が東京・練馬区に移築した田舎家だったが、川喜多が現在地に再移築。鎌倉移築後は、海外から訪れる映画監督やスターたちを迎える場として活用した。

谷戸に広がる山並みと調和した景観は、鎌倉市初の景観重要建造物に指定されている。

2軒目は江戸時代初期に造られた重要文化財「一条恵観山荘」。

かつて京都西賀茂に一条家の別荘として建てられていた茶屋で、長い間忘れ去られていたところを奇跡的に発見され、鎌倉に移築されたという経緯を持つ。

五摂家の一つでもある一条家だけに、茶屋でありながら寝殿造りを思わせる古い形式が残され、施主の一条恵観は茶の湯にも通じていたことから、邸内の随所に金森宗和好みの茶室の風情が見られる。建物は昭和39年に国の重要文化財に指定され、現在は一般公開されている。

すでに失われていても不思議ではない、古都鎌倉に残された奇跡の移築物語に迫る。

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