――今回は、東村アキコさんのコミックが原作ですね。
大好きな東村先生の作品の主人公を演じられることがうれしい!
不倫モノはなかなか共感できないのですが、この話は実は不倫モノではありません。
タイトルにドキッとしますが、フタを開けると主人公を応援したくなるような、かわいらしいラブストーリーなんです。
原作も毎週楽しみで、続きが気になっている作品でした。そのドキドキ感を上手く伝えたいですね。
――原作モノを映像化することで大事なことは何だと思いますか?
原作モノは、原作者や原作ファンによかったと言ってもらえることが大事。
今回はすでにある原作の魅力とドラマならではのオリジナリティの要素を足すことで、描かれることがより多面的で深みがあるようになっているはず。その広がり方も楽しんでいただきたいです。
あと、美味しい食事がたくさん出てくるのもドラマならではの魅力だと思います。
――原作では“たんこぶ”と話をするシーンが印象的ですが…。
さすがに“たんこぶ”は表現できないので、ドラマ版では“鏡の中の自分”に置き換えて、たくさん突っ込みを入れています。
自分について考える時間を持つことで、色々見えてくるところもあるはず。
ギャグなんだけど、より受け入れやすく見やすいテイストになったのではないかなと思います。
正直、両方のセリフを覚えなければいけないので、これはこれで結構大変なんですが(笑)。より一層面白いモノになるなと感じています!
――「偽装不倫」というタイトルは衝撃的ですが、実際“不倫”をするのは杏さんが演じる鐘子ではなく、仲間由紀恵さんが演じる姉の葉子。こんな葉子をどう思われます?
原作を読んでいて、姉夫婦に違和感をぬぐえないんですよ。
葉子の恋人・風太(瀬戸利樹)はかわいいけど、やはり違うだろうと思ったり…。
なぜ不倫をするようになったのか、そして最終的にどう描かれていくのかを、私自身もそして鐘子も知りたいと思っています。
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