「そして、生きる」有村架純の熱演に坂口健太郎「役と本人が重なる“共鳴性”を感じてました」

2019/07/22 21:00 配信

ドラマ

「この土地からのエネルギーを感じながら撮影していました」(坂口)


本作の舞台の一つとなっている東北の地は、物語が動き出す上での大きな役割を果たしており、実際に宮城・気仙沼や岩手・盛岡でも撮影が行われた。

現地での撮影について、有村は「現地に行った時は3月末で、まだすごく寒かったんです。ロケ地の方が温かいご飯を作ってくださったり、近くに喫茶店があって温かいコーヒーを飲ませていただいたり、とにかく撮影にものすごく協力してくださる方たちばかりで。

もうそれだけで、私たちは『この作品を良くしなければいけない』という思いにもなりましたし、全面的に助けていただいたという気持ちでいっぱいです」と、撮影を支えてくれたロケ地の人々へ改めて感謝を。

東北の地で感じたそれぞれの思いを明かした有村架純と坂口健太郎


坂口は、「映像を見た時に、ある意味このロケーション、景色も主役という感じがしました。一回高台で撮影していた時に、萩原聖人さんが『この景色があることで、シーンがもっと素晴らしいものになる』というようなことを仰っていて。

本当に土地からエネルギーをもらうじゃないですけど、それを日々感じながら撮影させていただいていましたね。シーンにもそれがすごく出ていると思います。

『このポイントが変わった』とはなかなか言えないですけど、ここにただ包まれるというか、そこに立ってお芝居が出来るというだけで、ちょっと違う感覚で舞台上に立てたという感じはしましたね。

知英演じるハン・ユリは、盛岡のカフェでアルバイトする瞳子の友人。世界各国を訪れては、その地で働きながら自由気ままに生きる、天真爛漫な女性


知英は「3月末だったので、その頃東京は桜が咲いていたんですけど、東北は全く桜も無くて、私たちだけ季節を戻っていく感じだったんです。

気仙沼でロケが終わって東京に戻った時には、桜が全部散っていたんですけど、そうやって季節を行ったり来たりするような感じが(面白かったです)。

東京からは離れていますけど、みんな生きている場所によって考えていることも、感じていることもすべて違うんだろうなって思いました。

ずっと都会にいるから少し癒やされた感じもあって。地元の皆さんも優しくて、おいしいご飯で撮影もがんばれました」と振り返った。

そんな3人に対し、岡山は「僕は皆さんより気仙沼の撮影は少なかったんですけど…、第1話を見させていただいて、気仙沼のシーンは非常に感動しました(笑)」と、他人事のようにコメントし笑いを誘った。