今回、十一代目市川海老蔵として最後の『ABKAI』 に選んだ演目は、以前より海老蔵が構想を温めていた「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」より、「実盛 物語」を主軸に『SANEMORI』と題し、新たな歌舞伎 の舞台を創り上げていく。
「実盛物語」は、登場人物となる斎藤実盛は歌舞伎に おいて「生締(なまじめ)」とも呼ばれ、分別のある武将 の典型的な役柄として描かれている。扇を用いて物語る場面がみどころで、平家に仕えながらも源氏に忠を尽くさんとする実盛の生き様や、ドラマ性があふれる時代物の名作と称されている。
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