「監察医 朝顔」平野眞監督、演出のこだわりは『カメラが演出しない』

2019/08/05 06:30 配信

ドラマ インタビュー

「監察医 朝顔」で演出を務める平野眞氏(C)フジテレビ


上野樹里演じる新米法医学者・万木朝顔と、時任三郎演じる刑事の父・平が遺体に残された謎を解き明かしていく月9ドラマ「監察医 朝顔」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)。WEBサイトザテレビジョンでは、演出を務める平野眞氏に、本作に対する思いやこだわりなどをインタビュー。さらに、上野が出演していたドラマ「エンジン」(2005年、フジテレビ系)にも演出として携わった平野氏から、上野の印象や成長、変化についても話を聞いた。

「決してふざけて作ってはいけない」


――「監察医 朝顔」はどのような思いで作られている作品ですか?

東日本大震災を扱っているドラマなので、決してふざけて作ってはいけないと思っています。一切ふざけず、真面目に真摯(しんし)に取り組もうというのが、俳優もスタッフも共通の認識です。

――原作との相違点が多いですが、どうしてこのような変化が生まれたのですか?

東日本大震災を描くということをベースに考え、扱う事件やキャラクターを変化させました。特に第1話と第2話は、「震災で母の遺体が見つかっていない朝顔が、この事件で思うことはどういうことなんだろう?」という事件を取り入れました。