中野裕太、視聴者を震撼させる“狂気”の演技で話題「役作りでは病みそうに」

2019/08/09 07:00 配信

ドラマ インタビュー

連続殺人犯・神沼洋役の中野裕太(C)テレビ東京

小泉孝太郎がKY刑事・冬彦に扮(ふん)する「金曜8時のドラマ『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON4』」(毎週金曜夜8:00-8:54、テレビ東京系ほか)が放送中。

厄介払いされたメンバーが集まる「ゼロ係」を舞台に、冬彦や寅三(松下由樹)らが難事件に挑む姿が好評を博している。

今回、“吸血鬼”という異名を持つ連続殺人鬼・神沼洋を演じて話題の中野裕太にインタビュー。サイコパスな役へのアプローチ法をはじめ、見どころなどを語ってもらった。

徹底的な役作りで疲労困憊(こんぱい)


――ゼロ係は第4弾となる人気作ですが、その中に特殊な役で参加することはいかがですか?

失恋したり、心がわさわさしている時に、目の前にすてきな景色があるとほっこりするじゃないですか。…そんな感じです(笑)。

小泉さん松下さんらファミリーは、すごくすてきな景色で、神沼は“謎”として関係するので、その一部じゃないんです。

一部になるわけじゃなく、それを傍観していたり、そこに雨を降らせたり影響を与える立場にいるので。でもなんか目を開けた時にすてきな景色があると、気持ちいいみたいな(笑)。

――殺人鬼を演じるに当たり準備したことを教えてください。

演じることはワクワクしましたが、エクストリームな役なので役作りが大変でした。1日3本くらい本や映画を見て、下調べをしました。

その中で、神沼という役のテーマとなるような作品も見つけました。役作りをする短い期間で、「なんで人を殺すんだろう」とかを考え続けていたので、病みそうになりました。

――なかなか殺人犯の心情を考えながら見ないですもんね。

例えば、ハンニバル・レクターが登場する作品や、殺人鬼のリアルドキュメンタリー、インタビュー映像を見ていたんですね。普通「こわい」とか「こんな人もいるんだ」と他人事として見るけど、演じるために「この人は何を考えているんだろう」と理解しよう、共感しようとして見ていたので、とても疲れました。