海老蔵が“最後”の「ABKAI」を語る「(Snow Man)お二人との共演はご縁」

2019/09/03 19:09 配信

芸能一般

市川海老蔵第五回自主公演「ABKAI 2019~第一章FINAL~」の製作発表会見

市川海老蔵第五回自主公演「ABKAI 2019~第一章FINAL~」(11月5日(火)~25(月)、Bunkamuraシアターコクーン)の製作発表会見が9月3日に都内で行われた。“十一代目市川海老蔵”としては最後となる「ABKAI」、そして共演する宮舘涼太阿部亮平への思いを語った。

「ABKAI」とは


“現代のかぶき者”十一代目市川海老蔵が、近年積極的に取り組んでいる“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を融合させた舞台を目指し、2013年夏、初めて海老蔵自らが企画・製作を行った「ABKAI」。今回で五回目となる。

この「ABKAI」は、歌舞伎を縁遠く感じている若い世代や、舞台を観る機会が少ない方々にも、気軽に足を運んで歌舞伎を楽しんでほしいと企画され、日本昔話や古事記など、馴染みのあるさまざまな題材を扱ってきた。

2019年の演目は「SANEMORI」


今回、十一代目市川海老蔵として最後の「ABKAI」に選んだ演目は、以前より海老蔵が構想を温めていた「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」より、「実盛物語」を主軸に「SANEMORI」と題し、新たな歌舞伎の舞台を創り上げる。

「実盛物語」では、登場人物の斎藤実盛は歌舞伎において「生締(なまじめ)」とも呼ばれ、分別のある武将の典型的な役柄として描かれている。扇を用いて物語る場面が見どころで、平家に仕えながらも源氏に忠を尽くさんとする実盛の生きざまや、ドラマ性があふれる時代物の名作と称される。

出演者にも注目が集まる


高い身体能力と「滝沢歌舞伎」で培った確かなスキルで舞台を中心に活躍、人気急上昇中で先日CDデビューも発表されたジャニーズJr.のユニット・Snow Manから、宮舘涼太阿部亮平が初参戦。さらに歌舞伎界からは、市川右團次、中村児太郎らが出演する。