屈強な体を武器に戦う「メカ星人・ジャイロIII」を演じるのは、インディーズ作品ながら、公開と同時にSNSや口コミで爆発的な人気を誇り、31億円を超える興行収入を記録した大ヒット映画「カメラを止めるな!」(2017年)に主演した、俳優・濱津隆之。「カメ止め」でブレークを果たした彼が、本作で初めて声優に挑戦する。
初めてお話を頂いた際は、自分の中に全くなかった方向からのお話だったので驚き、「なんで自分?」という気持ちが、まず大きかったです。20代前半の頃、当時放送が始まった「プリキュア」を何度か見たことがありました。女の子が敵と激しく戦い合うスタイルの作品はそれまで見たことがなかったので、とても新鮮だったのを覚えています。そして、あの頃2人だったプリキュアが、気が付いたらこんなにたくさん増えていて、ビックリです。
台本を読んで、宇宙のようで地球のようで、実はもっと身近なところのお話のような気がしました。戦いのシーンはスクリーンで見たら大迫力だと思います。声優は初体験ですので、むしろ、だからこその姿勢で挑戦していきたいと思っています。
水の力を駆使し、攻撃をいとも簡単にかわす技も備える「ウォーター星人・ハイドロ」を演じるのは、石川由依。子役としてのキャリアも持ち、現在は「進撃の巨人」(2013年ほか)のミカサ・アッカーマン役など、声優としても日本のみならず世界でも活躍の幅を広げている人気声優だ。
あの「プリキュア」に、しかも映画に出演できるなんて…本当にうれしいです! 台本を読ませていただき、ユーマという不思議な生物との出会いによって巻き起こる、ちょっぴり切ないけれど心温まる物語だと思いました。劇中に出てくる“歌”も印象的です。歌や音楽は、その時々の記憶と強く結び付いて、なかなか忘れないものだと思います。この映画を見た子どもたちが、大きくなってからも時々この歌を口ずさみ、映画を思い出してくれたらうれしいなと思います。こっそり映画館に潜入して、子どもたちがミラクルライトを手に応援している姿を早く見たいです。
私が演じるハイドロは、ウォーター星人。流れるような優雅さを持ちつつ、戦いにおいては激流のような強さを持つという二面性をしっかりと出し、変形自在なキャラクターを声でも表現したいです。他のハンターも個性豊かな素晴らしい方々ですし、負けないように頑張ります。
「ジャイアント星人・チョップ」を演じるのは、駒木根隆介。小劇場を中心に、舞台での活躍と並行して自主映画の出演も続け、2009年には“インディペンデント映画の金字塔”と名高い「SR サイタマノラッパー」に主演。今後も大作への出演が予定されている注目の俳優だ。
今回のお話を伺い、意外すぎてドッキリかと思ったレベルでしたが、声優の仕事には以前から興味がありましたので、とてもうれしかったです。「プリキュア」シリーズはもちろん知っていましたが、見たことはなく、勝手なイメージで、もっとキラキラ全開かと思っていました。台本を読んで、想像以上にアクションが多く、ワクワクするスペースオペラ的活劇のようだと思いました。
私が演じるチョップは、ロボット型宇宙人なのですが、あまりそこは意識せずに、人間臭さというか、程よいダメさと憎めなさが出せるといいなと思っています。
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