黒木華主演で主人公・大島凪(黒木)の“人生のお暇”を描いたドラマ「凪のお暇」(TBS系)の最終話が9月20日に放送された。凪にあらためて思いを伝えたゴン(中村倫也)に、ファンから感動の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)
「凪のお暇」は、「Elegance イブ」(秋田書店)で連載中のコナリミサトによる同名漫画が原作。仕事も恋もすべて捨てた28歳OLの大島凪が突然失踪し、追いかける元カレ・慎二(高橋一生)と新しく出会う人たちを巻き込んだ人生リセットストーリー。
かつては“メンヘラ製造機”とまでいわれたゴンが数々の女性に渡してきた合鍵をすべて捨て、「凪ちゃんだけを見る。凪ちゃんだけ、好きでいる」と思いのたけを打ち明けた第9話。しかし、凪やゴンが住むアパートの取り壊しが迫る中、住民たちの別れが近づいていた。
そして、最終話。ゴンは引っ越す予定のアパートに凪を連れていき、新居のカギを差し出して、言った。「ここで、一緒に暮らそう。ずっと一緒にいよう。俺、おばあちゃんになった凪ちゃんの横で、昼寝したい」
しかし凪の心はもう、よろめくことはなかった。「わたし、ゴンさんに会えて初めて思ったんです。ああ、こういうふうに誰かに今の自分を丸ごと認めてもらうのって、すごく安心するんだなぁって。あったかいんだなぁって。だからわたし、ゴンさんからいろいろもらうんじゃなくて、おいしい空気を大好きな人たちにあげられる人になりたい。ゴンさんみたいに」
目を見てまっすぐに思いを伝える凪に、みるみる瞳を潤ませるゴン。そして、懇願するように言った。「凪ちゃんいなくなったら俺、なんもなくなっちゃうよ。…ダメなんて言わないで」
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