朝顔(上野樹里)は、平(時任三郎)、桑原(風間俊介)、娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、2011年、東日本大震災に被災して以来、行くことができなくなっていた母の里子(石田ひかり)の実家を訪ねた。祖父の嶋田浩之(柄本明)にも会うことができ、また新たな一歩を踏み出した。
そんな朝顔が、ある日、興雲大学法医学教室に出勤すると光子(志田未来)、高橋(中尾明慶)、熊田(田川隼嗣)、丸屋(杉本哲太)、絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)らがミーティングの準備をしていた。
この日、運ばれてきたのは推定70歳から80歳の高齢者の遺体。外傷もなく、身元につながる物は一切身につけておらず、指紋を調べても何も出ず、なんと歯が1本もない状態だった。
現場には遺留品も何ひとつなく、山倉(戸次重幸)、森本(森本慎太郎)、江梨花(坂ノ上茜)ら野毛山署強行犯係では、解剖により、少しでも遺体について何か分かるよう、一縷(いちる)の望みをかけている。
今日は主任教授の茶子(山口智子)がいないため、朝顔と藤堂が解剖にあたることに。あまりに手がかりの無い遺体を前に、朝顔はある事件を思い出した。
果たして、朝顔たちは遺体の身元を究明し、遺体に秘められた切なすぎる真実に迫る。さらに、朝顔と桑原が出会うこととなったとある事件が明かされる。
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