つらい不妊治療を乗り越えた先に訪れる、我が子の死。そんなあまりにもヘビーな経験をした母親を演じました。この母親が感じた痛みを、40分1話の中に凝縮させることへの難しさを痛感しました。
クランクアップ時、旦那役の野間口徹さんと目を合わせ、同時に漏れた言葉は「つらかった」。ただひたすらにつらかったです。
大切な人を亡くした経験のある方がこのドラマをご覧になったとき、シ役所という場所を想像し、ほんの少しでもその想像力が心を軽くするきっかけになればいいなと願うばかりです。
台本をいただき「きっと悪い方の役だろうな」と思って読み始めたのですが、まさかの真逆の役で。ストーリーも「死役所」の中では珍しい部類のもので。自分の身近な出来事を重ねながら演じました。きっと心に響く作品になっていると思います。
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