――この作品に携わったことで、オリンピックの印象は変わりましたか?
こんなに多くの方が考えを振り絞ってあの瞬間を盛り上げていたのかと、初めて知ったことも多かったです。田畑さんのセリフにもありましたが、オリンピックは“最大のお祭り”。そんなお祭りに、本気の情熱を持って臨んでいた人がたくさんいたことを知れただけでもこの作品に参加した意味があるなと思いました。来年はオリンピックがありますが、開会式がどういうものになるのか興味があります。あとは全力で真剣勝負をして、最終的には勝ち負けも国籍も関係なくみんなで讃えあって終わる、そんな大会になればいいなと思います。
――最後に、ついに終盤戦の「いだてん」。今後の見どころを教えてください。
いよいよ“チーム田畑”が動き出します。物語の最初の方にぽつぽつ出ていた方たちが本格的に出始めて、また違った物語の波が生まれてきます。お芝居の空気感も変わって、よりコミカルになるような気がしますね。そして第1回からの伏線を次々に回収していくので、宮藤さんの脚本らしさを存分に楽しめると思います。ぜひ最後まで楽しんでください!
取材・文=玉置晴子
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