泥棒役で出演した音尾は、レッドカーペットでは「ずっと尊敬していた周防監督作品に、しかもいい役で出られて本当に光栄です。周防監督といえば竹中直人さんで、今回も出てらっしゃるんですが今日(のイベント)は欠席。
皆さん僕を竹中直人さんと間違えてないかな?と心配です。僕は音尾琢真です」とあいさつし、舞台あいさつでは「『カツベン!』のうちわを振ってくださったり、高良くん、竹野内さんのうちわがあったり…あそこには小日向さんのうちわも…。好みはさまざまですね」と笑いをゲット。
さらに、ライバル館の館長という悪役を演じた小日向に対し「僕は小日向さんには杖でも打たれたけど、うまいから痛いように見えて、全然痛くなかったんです。(通訳の言葉を拾い)グッドアクティングだから。
でも僕が成田さんをイジめるとき…髪の毛を引っ張るシーンがあったんですが、バッドアクターなのでだんだん加減を忘れてしまって『音尾さん、痛いよ~!』って言われました。
あれは自分でも強過ぎた実感があった。すまなかった! 小日向さんを見習います」と語り、成田に「本当にだんだん強くなって、大丈夫かな?と思いました。お願いします!」と言われていた。
小日向は「1世紀も前に活動写真に関わった人たちの情熱を感じて、あらためて映画に関わっていきたいなと思いました。周防監督よろしくお願いします」と語り、「監督は本当に楽しそうに映画を撮っていて…舞台は生でお客さんがいるけど、映画では監督が僕にとっての観客なので、楽しそうだと自信を持って演じられます」と感謝を込めた。
劇中のサイレント映画も新規撮影した周防監督。「ここに立っていない多くの役者さんにも出演していただいて、自分がサイレント映画の監督になれた気分にもなれました。
いつも映画ってカットしなくちゃいけないことが出てくるけど、この映画は1人も消えてないんです!」と胸を張り、「今、後ろを振り返ってスクリーンの大きさを見て、観客席を見て…100年かけてここまできたんだと感慨深いです。映画の中の観客と同じように、皆さんが楽しんでくださることを祈っています」と締めくくった。
映画「カツベン!」は12月13日(金)公開。
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