石原さとみ、主演舞台で至上の幸せを感じる「楽しくない時間なんて1分も1秒もなかった」

2019/12/10 18:00 配信

芸能一般

「自分の哲学や人生観が反映されるお芝居にワクワクする」


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――最初にこの公演の話を聞いて思ったことは?

脚本を読んでみて、「誰が演じて誰が演出するかによって、全く違うものになりそう」と感じました。この本がどう立ち上がるのか、全然想像がつかなくて。伸びしろというか、これだけ余白がある本に挑戦できると思うと、すごくうれしかったです。

答えがない作品もすごく好きで、考えさせられるというか。このセリフをどう言うのか、どういう思いを持っているのか、答えを定めずに稽古で作り上げていく。

そこには自分の哲学だったり、指針だったり、人生観だったりが反映される、そういうことが求められるものってなかなかなないなあと思って、すごくワクワクしました。簡単ではないからこそ鍛えられると思います。

「こんなに楽しい時間を過ごせて、自分はなんて幸せなんだろう」


12月13日(金)には、自身が主演を務めた舞台「密やかな結晶」もWOWOWライブにて放送


――石原さんにとって舞台に出ることとはどのようなことですか?

今回改めて、私は本当に舞台をやりたいんだって、すごく好きになりましたね。今までもちろん好きだったんですけど、やっぱり難しいというか、辛いなと思う部分だったりとか、大変だなと思うことだったりとか、ちょっとストレスを感じる部分だったりというのはありました。

それを乗り越えていく中で成長というものがあるので、(そういう部分が)なきゃいけないとは思うんですけど、今回の舞台は脚本を読んでから、稽古が始まって今に至るまでストレスを感じる瞬間なんて1ミリも無かったんです。

楽しくない時間なんて1分も1秒もなくて、こんなに楽しい時間を過ごせるなんて、なんて自分は幸せなんだろうって。稽古やっていても、本番毎日やっていても、日々更新されるぐらい楽しいです。

それを今の年齢で感じられるって、すごい幸せだなと思っています。これから自分の人生の目標を立てていく中で、舞台というものを中心に考えてきたいと思いました。