成田凌、「小さいころはテレビに出ている人のまねを結構やってました(笑)」

2019/12/17 06:30 配信

映画

公開中の「カツベン!」で映画初主演を務めた成田凌撮影=増永彩子


雑誌『MEN'S NON-NO』の専属モデルとして活躍する一方、俳優としても「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」(フジテレビ系)などの出演で注目を集めている成田凌。その彼が「Shall we ダンス?」(1996年)などで知られる周防正行監督の5年ぶりの新作となる「カツベン!」(公開中)で映画初主演を務めている。

成田凌が初主演を務めた映画「カツベン!」(公開中)(Ⅽ)2019 「カツベン!」製作委員会


今からおよそ100年前、映画は活動写真と呼ばれており、無声だった映画に独自の語りや説明をつけることで、出演する俳優よりも人気を博していた活動弁士という存在があった。今回、成田が演じるのは、その活動弁士を夢見る青年・染谷俊太郎。オーディションで役を勝ち取った彼に、この作品に参加するまでは知らなかったという活動弁士について、俳優ならば誰もが憧れる周防正行監督の現場の魅力について聞いた。

活動弁士を知らない世代には新しく映ると思います


――今回の役はオーディションで決まったそうですが、どういう思いで受けられていたのでしょうか?

これに受かったら、何かが変わるんじゃないかという気持ちがあったのは確かですね。それは周防監督の新作ということはもちろん、無声映画時代の活動弁士という僕の知らなかった日本映画にまつわる物語が描かれていることも面白いと思いました。

――今は活動弁士の存在を知らない人も多いかと思います。

そうですよね。僕自身も知らなかったので、活動弁士がいた時代を知っている人は懐かしく、僕を含め知らない世代には新しく映ると思います。

――活動弁士を演じるにあたり、準備されたことを教えてください。

実際に活動弁士として活動されている坂本頼光さんを師匠に、活動弁士としての話芸だけでなく、落語や講談、歌舞伎といった日本の伝統芸能を見て勉強させていただきました。

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