成田凌、「小さいころはテレビに出ている人のまねを結構やってました(笑)」

2019/12/17 06:30 配信

映画

第42回日本アカデミー賞では新人賞俳優賞を受賞し、演技力が高く評価されている成田凌撮影=増永彩子


時代を超えて残っているものが、映画にはあふれている


――そういった日本の伝統文化に触れることも新鮮だったのではないでしょうか?

そうですね。そういった文化が100年以上も続いているのは、本当に素晴らしいことだと思います。それに加え、伝統文化とはちょっと話が違いますが、当時の子どもたちにとっては手の届きにくい贅沢品だったキャラメルが今も存在し、それが100年後の子どもたちにも人気なのは単純にすごいなと思いました。そういう時代を超えて残っているもの、素晴らしいと思えるものが、この映画にはあふれていると思います。

――成田さんは演じられた俊太郎は活動弁士になるのが夢で、憧れの活動弁士・山岡秋聲(やまおか・しゅうせい/永瀬正敏)のまねをすることが彼の活動弁士としての第一歩になるわけですが、成田さん自身は誰かのまねをすることは得意でしたか?

そうですね、得意だったかも。小さいころはテレビに出ている人のまねを結構やってましたね(笑)。

――その活弁シーンでの撮影で印象に残っていることはありますか?

明治時代から残っている本物の芝居小屋(劇中に登場する靑木館のロケ地)で、すごい数のエキストラさんが大正時代の人々のメークと扮装をしてくれている中での活弁シーンの撮影は、現場の雰囲気に乗せていただいたのもあって、練習よりも本番が一番うまくいったように思います。

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