ケラリーノ・サンドロヴィッチの2020年舞台4公演を発表! 小池栄子、生瀬勝久、古田新太らとの“共演”も

2020/01/22 18:24 配信

芸能一般

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、2020年に4本の舞台作品を手掛け、うち3本の新作を上演することを発表した

劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、2020年に4本の舞台作品を手掛け、うち3本の新作を上演することを発表した。

大竹しのぶ宮沢りえ井上芳雄黒木華杉咲花生瀬勝久ら、豪華キャスト陣の出演が発表され話題となっている「桜の園」を4月に上演後、年内に3本の新作公演が予定されており、いずれもKERA作・演出の書き下ろし作品となる。

2020年に手掛ける4本の舞台作品を紹介


チェーホフの4大戯曲を、KERAの上演台本・演出で全作上演する企画「KERA meets CHEKHOV」。

その最終章となる「桜の園」は4月4日(土)から上演となり、KERAは「シス・カンパニーとのチェーホフシリーズも、これにて完結。ちょっとどうかと思うほどのオールスターキャストが集結してくれてしまいましたが、チェーホフはあくまでチェーホフ。力まずにいきます」と抱負を語る。

夏に控えるのは、KERA作・演出の新作で、ファン垂ぜんの「KERA × 古田新太」企画。古田新太が座長を務め、KERAが作・演出を担う。

4~5年に1度のペースで上演され、毎回チケットは即完必至。2016年の「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」まで、3作“ナンセンスの極致”と言える作品を上演してきた。

このタッグが今回、“新企画”で東京・下北沢本多劇場に帰ってくる。出演は、古田、小池栄子秋山菜津子大東駿介大倉孝二犬山イヌコ山西惇ほか、剛腕の俳優陣が顔をそろえる。

KERAいわく「古田新太座長との『ナンセンス三部作』は、2016年の『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』を以て、すてきに完結したわけですが、チームはなくなったわけではありません。新たな参加者も加わり、今度は強烈な『ブラックコメディー』を作るつもり。昨今のひっどい世の中には真っ黒な喜劇で一石、いや、七、八石投じたい」とのこと。

秋には「新ユニット」の旗揚げ公演を予定。今までも「オリガト・プラスティコ」や「KERA・MAP」など、自らの表現形態に合わせユニット公演を行ってきたKERAだが、2020年に新たなユニットを始動させる。

KERAは「この期に及んで新ユニットを結成。すでに何公演分も構想あり。傑作の連打を約束します。まあ見てて」と活発な活動を予告。春には詳細が発表される予定となっている。

そして、冬には待望の、ナイロン100℃第47回本公演の上演が待機。KERAは「劇団2年半ぶりの新作は、意外な劇場で上演。松永玲子と村岡希美を軸に、シンプルに、そしてシリアス目にいくはず、多分」と述べており、今や演劇界に欠かせないナイロンの実力派・松永、村岡の2人を中心に据えた演目になることを明言している。