今年は、舞台を4本やります。もはやこの歳になると、何を目指すとか、誰に負けないようにとか全くない。ただただ地道に、1つ1つの作品に打ち込み、やりたいことをやりたいようにやり通し、幕が開いた時にお客さんよりまずは自分が楽しめる舞台を作る。
それも生半可じゃ駄目だ。心底楽しめる舞台を。そのためなら、たとえ執筆や稽古で相当苦しく辛い過程を経ても我慢できる(いや、執筆はともかく、稽古は大抵楽しいのですが)。
誤解されがちだが「やりたいことをやりたいようにやり通す」のは意外と大変なのだ。
ほんの少し、やりたくないこともやる方がよっぽど楽だ。様々なことが円滑に進むし、将来的にもやり易くなる。だけど、多くのオトナたちが当たり前に目を瞑っているようにして、目を瞑っている自分を想像するだけで死にたくなるのだ。
後から襲ってくる自己嫌悪が人一倍強い。これはもう病気かもしれない。なので今年も頑張って、意固地さをキープする所存であります。
※上記記事内、KERAコメントは全て、KERA舞台作品2020年4公演解禁チラシより引用&抜粋
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