今後も地上波、配信を問わず、こうした公式・ファン双方のSNS主導によるヒット作品はますます増えていくだろう。
1月期のドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(日本テレビ系)などファンの“考察意欲”をそそる作品がラインナップされているほか、SNS戦略も花盛りだ。
新たな試みとしては、1月19日にスタートした2020年大河ドラマ「麒麟がくる」公式Twitterアカウントでドラマをもっと楽しむための歴史うんちくをスマホの画面サイズにまとめた“トリセツ”を発信。登場人物たちのカラフルな衣装やドローンを駆使した迫力の映像など話題も豊富で、さっそく視聴熱ウィークリーランキングで2位以下を大きく引き離し、1位に躍り出た。
また、民放の各ドラマではHuluやParaviといった配信サイトとコラボしてスピンオフ作品を配信していく試みもトレンドとなりつつある。
今後のヒット作品の動向を占う上でも、2020年はますますSNSの盛り上がりと各番組のSNS戦略から目が離せない一年となりそうだ。
※「視聴熱」…WEBサイト「ザテレビジョン」がSNSや独自調査を集計した、今熱い番組を計る指標
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