伊藤英明にいじられまくり?谷恭輔「名前を呼んでもらえない!」<病室で念仏を唱えないでください>

2020/02/15 12:00 配信

ドラマ

放送中のドラマ「病室で念仏を唱えないでください」で、松本(伊藤英明)の同僚の救命救急医・吉田太郎を演じている谷恭輔撮影=倉持アユミ


――このドラマは僧医である松本を軸に“心も体も救う”ことをテーマに描かれていますが、第4話(2/7放送)では田中が松本に向かって「どんな患者も救いたいって松本先生の自己満足ですよね?」と言い放つシーンがありました。このシーンを谷さんはどう感じられましたか?

田中の言う通りな部分はあると思いますが、理想としてはどんな患者さんの心も体も救いたいですよね。それに理想を追い求める先生がいないと、医療現場の理想を目指すことはできないと思うので、松本先生の存在は大切だなと思います。

――中盤となる第5話(2/14放送)では、松本が無期限の出勤停止処分を受けることで、救急の人々が新たな窮地に立たされました。

救命救急はいつ人が亡くなるか分からない場所で、今作でもそこがシビアに描かれていますが、そういった局面を描くことで命の大切さや人とのコミュニケーションの大切さを実感させられるドラマになっていると思います。そんな中で、第5話ではこれまでと異なる命の看取り方が描かれるので、凝り固まった心がほぐされる感覚を得ていただけたのではないかと思います。

――最後に、この先、吉田はどうなっていくと思いますか?

もしかすると仏門に入っているかも?(笑) というのは冗談ですが、救急というところは体力的にも本当に大変な場所なので、33歳の吉田にはこの先、救命救急医を続けることが果たして正解なのか迷いが出てくると思うんです。そこをつなぎとめているのは松本先生や三宅先生の存在だと思うので、先生たちの境遇が変わると、吉田の居場所も変わる可能性があるのではないかと思います。

それから、救急のスタッフルームにあるマッサージチェアに「吉田はいつ座れるの?」と友達に聞かれるんですけど(笑)、第5話では松本先生が不在でもダメだったので…今後もそこも楽しみにしていただけると!

たに・きょうすけ=1990年5月9日生まれ、大阪府出身。B型。BSプレミアムドラマ「主婦カツ!」(2018年)や「凪のお暇」(2019年TBS系)にも出演

取材・文=及川静