谷恭輔「ムロ(ツヨシ)さんの演技がすごくて本当にイラッとなる(笑)」<病室で念仏を唱えないでください>

2020/02/22 12:00 配信

ドラマ

放送中のドラマ「病室で念仏を唱えないでください」で、松本(伊藤英明)の同僚の救命救急医・吉田太郎を演じている谷恭輔撮影=倉持アユミ


放送中のドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)で、伊藤英明演じる主人公の僧医・松本と同じ救命救急医の吉田太郎を演じている谷恭輔

「劇団KAKUTA」に所属し、舞台を中心に活動しながら、2018年のBSプレミアムドラマ「主婦カツ!」や2019年の「凪のお暇」(TBS系)など、少しずつテレビドラマの経験を増えてきた彼に、出演中のドラマの裏話を中心に聞きながら、彼の素顔にも接近してみた。

ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」第6話より(C)TBS


皆さん気遣ってくださり、全力でぶつかっていける


――ドラマでは救命救急センターの松本と、ムロツヨシさん演じるエリートの心臓血管外科医の濱田との対立が、今作の見どころの一つだと思います。

松本先生と濱田先生は似てるところがたくさんあると思います。子供っぽいところとか(笑)。

濱田先生の嫌味なところは、ムロさんのお芝居がすごいので、演じていて本当にイラッとなったことがあります (笑)。いらだちの感情が本当に出てくるので、すごいお芝居だと思います。あと、ムロさんはよくアドリブを入れるのですが、入れる前に『大丈夫?』と気遣ってくださるんです。気遣いがあり、とてもお優しいです。しかし、ムロさんだけでなく、皆さん気遣ってくださり、どんなお芝居をしても受けてくださるので、本当にありがたいですし、だからこそ、全力でぶつかっていけるんだと感じています。

――濱田先生は、病院のカフェで毎回“各国フェア”が行われている料理に「何味?」とツッコむ愛嬌さもあって面白いキャラクターですよね。ちなみに、カフェ料理は、これまでに「ブラジルバーガー」「ハンガリーラーメン」「モロッコちまき」「ウクライナチャーハン」などが出されてきましたが、谷さんは毎回食べているんですか?

食べています! ラーメンはおいしかったですね。なじみがないので、“ハンガリー感”は分からなかったですけど(笑)。第5話に出た「フィンランドピロシキ」は、ピロシキ自体を初めて食べたので、「何だ!?これは」という感覚でした。カフェで出てくるメニューはどれも本当においしくて、おいしそうなお芝居をする必要がないくらいなんです。フードコーディネーターの方が各国の料理の取材のところからなさっているらしくて、すごいですよね!