ヨーロッパやアジアなど、全世界73の国と地域での上映が決定している映画「Fukushima 50」(3月6日[金]全国公開)の海外版予告映像が公開された。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災によって起こった福島第一原発事故。
本作は、門田隆将のノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)を映画化したもので、現場では本当は何が起きていたのか、家族を、そしてふるさとを守るため、死を覚悟して発電所内に残った人々の知られざる“真実”が描かれている。
主役となる福島第一原発1・2号機当直長・伊崎利夫役に佐藤浩市、福島第一原発所長・吉田昌郎役に渡辺謙。さらに、吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、平田満、萩原聖人、吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎、そして安田成美らがキャスティングされている。
公開された海外版予告映像は、本作の柱である人間ドラマをフォーカスした日本版予告とは異なり、もう一つの柱である緊張感とスピード感を強調した内容となっている。
日本映画だが、邦画初の米軍協力などリアリティーにこだわったセットと白組制作のVFXがマッチし、まるでハリウッド映画のようなテイストをかもし出している。
海外の配給元からは「強烈なインパクトを持つ作品」「HBO(チェルノブイリ)に対するアンサームービー。あまりに壮大なドラマに期待が高まる」「ラテンアメリカでも、この映画はきっと大成功するに違いない」「絶対に見るべき映画」「予告編を見た瞬間に心をわしづかみにされた。この作品で描かれていることは、まさに人々が見たかったこと」などと、国境を越えて期待が寄せられている。
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