3月6日(金)に全国公開される「Fukushima 50」の、メイキング映像を収めた特別映像が初解禁された。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災によって起こった福島第一原発事故。本作は、門田隆将のノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)を映画化したもので、現場では本当は何が起きていたのか、家族を、そしてふるさとを守るため、死を覚悟して発電所内に残った人々の知られざる“真実”が描かれている。
主役となる福島第一原発1・2号機当直長・伊崎利夫役に佐藤浩市、福島第一原発所長・吉田昌郎役に渡辺謙。さらに、吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、平田満、萩原聖人、吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎、そして安田成美らがキャスティング、若松節朗が監督を務めた。
公開された特別映像では、未曾有の大事故となった福島第一原子力発電所で、Station Black Out(全電源喪失)という史上最大の危機に直面し、祖国を守るために命をかけて戦った男たちの姿が描かれている。
津波によって破壊された、原発屋外を再現するために建設されたオープンセットなど、事故当時を忠実に描くために、細部にまでこだわった様子が見てとれる。
また“トモダチ作戦”もリアルに再現するために、本作では、日本映画初となる米軍による撮影協力もあった。映像では、横田基地での撮影という、日本映画史上初となる試みが映し出されている。
1月23日に行われた福島県での試写会では、「みんなに伝えていきたい映画だと思います」、「本当にああいうことが起こっていたんだということを、私達は知らなきゃいけないと思いました」と上映中に涙を流す、被災地の方々も多くいた。
また、1月26日に実施されたワールドプレミアで渡辺は、「この男達が、もしかしたら世界を救ったのかもしれない。そういう想いで、この映画を届けることができたらと思います」と力強く語る様子や、佐藤の「この負の遺産を明日へ、そして未来へのバトンとして渡すことができると思います」と、本作にこめた想いを語る様子も映し出されている。
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