映画「Fukushima 50」、日本映画史上初の米軍・横田基地での撮影を含めた、メイキング映像が解禁

2020/02/25 11:24 配信

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メイキング映像も公開された、3月6日(金)に全国公開の「Fukushima 50」

3月6日(金)に全国公開される「Fukushima 50」の、メイキング映像を収めた特別映像が初解禁された。

2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災によって起こった福島第一原発事故。本作は、門田隆将のノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)を映画化したもので、現場では本当は何が起きていたのか、家族を、そしてふるさとを守るため、死を覚悟して発電所内に残った人々の知られざる“真実”が描かれている。

主役となる福島第一原発1・2号機当直長・伊崎利夫役に佐藤浩市、福島第一原発所長・吉田昌郎役に渡辺謙。さらに、吉岡秀隆緒形直人火野正平平田満萩原聖人吉岡里帆斎藤工富田靖子佐野史郎、そして安田成美らがキャスティング、若松節朗が監督を務めた。

公開された特別映像では、未曾有の大事故となった福島第一原子力発電所で、Station Black Out(全電源喪失)という史上最大の危機に直面し、祖国を守るために命をかけて戦った男たちの姿が描かれている。

津波によって破壊された、原発屋外を再現するために建設されたオープンセットなど、事故当時を忠実に描くために、細部にまでこだわった様子が見てとれる。

また“トモダチ作戦”もリアルに再現するために、本作では、日本映画初となる米軍による撮影協力もあった。映像では、横田基地での撮影という、日本映画史上初となる試みが映し出されている。

1月23日に行われた福島県での試写会では、「みんなに伝えていきたい映画だと思います」、「本当にああいうことが起こっていたんだということを、私達は知らなきゃいけないと思いました」と上映中に涙を流す、被災地の方々も多くいた。

また、1月26日に実施されたワールドプレミアで渡辺は、「この男達が、もしかしたら世界を救ったのかもしれない。そういう想いで、この映画を届けることができたらと思います」と力強く語る様子や、佐藤の「この負の遺産を明日へ、そして未来へのバトンとして渡すことができると思います」と、本作にこめた想いを語る様子も映し出されている。

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