5冠「グランメゾン東京」続編は『なんとも言えない』も『いろんな可能性がある番組』【ドラマアカデミー賞】

2020/03/04 17:00 配信

ドラマ

5冠達成「グランメゾン東京」プロデューサーを直撃!(C)TBS

カンテサンスの岸田さんは、尾花夏樹というキャラクターにリンクすると思いました


――シェフが“三つ星”を目指すというテーマも新しかったと思います。

ありがたいことにミシュランさんにご協力していただくことで、よりリアルになったと思います。

ラストの倫子さん(鈴木京香)が表彰されている場に、本物の三つ星のシェフがいらっしゃるというのも壮観でよかったと思いました。料理人の方って、レストランでは料理が主役で、普段は日が当たらないポジションなことが多かったりするんですが、そんな中、表舞台で主役となるのがあのミシュランの表彰式だったりするようです。そこをきちんと丁寧に、実際に表彰式が行われた本物の会場で、本物のセッティングで撮影できたことはすごくありがたかったです。

――今回の料理監修はどのように選ばれたのですか?

フランスで挫折して日本で三つ星を取ろうとしている、というコンセプトがある中で、日本のおけるフレンチってどういうものか?と考えさせていただきました。東京・北品川にあるカンテサンスの岸田さんは、日本でミシュランができてからも常に三つ星を取り続けている日本を代表するフレンチのお店。日本人としてフレンチの世界でトップを張り続けていらっしゃって、木村さんが演じた尾花夏樹というキャラクターにリンクすると思いました。

同じくご協力いただいた東京・飯田橋にあるINUAのトーマスさんは、これまで「世界のベストレストラン50」で4度にわたり1位に輝いているデンマークにあるnomaさんで活躍したことのあるシェフで、料理というものに常に新しいアプローチを仕掛けていると思いました。それが尾花と対立する丹後学(尾上菊之助)というキャラにぴったりで…。同じ料理なのに考え方が全く違う、料理の奥深さを出すことができるこのお二方に監修していただき、本当にありがたかったです。