長谷川博己主演で、謎多き武将・明智光秀の生涯を描く大河ドラマ「麒麟がくる」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。
同作でヒロインの役割を担うのが、京に暮らす医師・望月東庵(堺正章)の助手・駒を演じる門脇麦だ。
幼い頃に戦火の中から助け出され、東庵に引き取られた駒。歴史上の有名人が多数登場する中にあって、オリジナルキャラクターとして光秀(長谷川)の生涯をつぶさに見詰めていく。
そんな門脇に、駒の光秀へのまなざし、そしてヒロインという役割について聞いた。
――駒はオリジナルキャラクターということですが、お話を聞かれたときはどう思われました?
“新しい光秀像”を描いていくということで、史実に存在しない人物と出会わせて、新たな光秀の側面を切り取っていくというのは、今作の見どころの一つだと思います。
そういうパートを担えるということはうれしかったし、新しいものが吹き込めればいいなと感じました。
――実在しない人物ですが、役作りの上でイメージしたものや、参考にしたものはありますか?
監督やプロデューサーの方からは、とにかく「明るく」とずっと言われていて。戦争孤児という背景もあるけれど、自分の過去の話をするときも明るく、そこから見えてくる哀しみとか、背負ってきてるものが見えたらいいなというお話を最初に頂いたんです。
なので、具体的なイメージではないですけれど、“とにかく明るく”とは心掛けています。
――明るいキャラクターの一方で、麒麟という架空の存在を信じているちょっと“不思議ちゃん”な部分もありますね。
駒って少し不思議な話や今様を歌ったりするシーンが度々あるんです。長谷川さんはよく「駒は時折シャーマンや巫女さんのように見える時があるよね」とおっしゃられていて、
それが面白く映ればいいなと思っています。
1話で“麒麟”というワードが駒から出ましたが、それもその延長線のように感じていただければ良いなと思いながら演じました。
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