門脇麦、2作目の大河は「他の現場にはない“緊張感”がすごく楽しいです」<麒麟がくる>

2020/03/14 12:00 配信

ドラマ インタビュー

実は“歴女”だという門脇麦。光秀について「本当はどうだったのか…真相を解きたくなってしまうような人」と語る撮影=龍田浩之


――気になる武将、キャラクターは?

台本を読んだ限りではありますが、一般的な印象を裏切ってくる役ばかりで。信長も喜怒哀楽がはっきり描かれていて、染谷さんが演じられている姿を見るのが楽しみです。

秀吉もちょっとびっくりな登場の仕方をするので、その辺りもどうなっていくのか楽しみです。

――明智光秀についてはどういうイメージをお持ちでしたか?

やっぱり織田信長を裏切って本能寺の変を起こして、という印象でしたが、所説ありますよね。そこから生き延びたとか…。だから、みんなが興味を持つ人物というか、彼が本当はどうだったのかという真相を解きたくなってしまうような人という印象ですね。探求心をそそられる部分はあります。

薬草の名前は「覚えやすくてありがたい」


――駒は東庵先生のもとで医療を行います。薬草の名前がセリフに出てきたり、薬草の手入れをしていたりする場面も結構ありますが、覚えるのは大変でしたか?

私、最近“野草”に興味を持っていて。もともとアウトドアが好きだったんですけど、出てくる薬草もなじみがある身近な植物が多いので覚えやすくてありがたいですね(笑)。

――戦で傷ついた人たちのいる所で気丈に振る舞うシーンもあるようですが、現代の看護師さんのようなお仕事をどう感じられましたか?

悲しいかな戦国時代の医療行為って薬草を煎じたり、負傷した兵隊さんにとにかくお水をかけたり、そういったことが主なんです。あとは軟膏を塗るなど、できることがとても限られていたそうです。

ああいう状況で、自分のできることは本当に少ないなと思ったら、もっと人の助けになる医療技術を極めていこう…となっていくんだろうな、と思いながら医療行為のシーンは演じています。

私自身、以前病気で入院したんですが、家族もお見舞いに来られない時間は本当に心の支えは看護師さんだけで。看護師さんってこんなに温かい存在なんだってそのときすごく思ったんです。

退院してからお会いできていないんですけど、いつか絶対にお会いしたいと思っていて。そんな存在になれればいいなと思っています。