賀来賢人&山本舞香のラストシーンに感動の声続出!「死にたい夜にかぎって」が描いたじんわり優しい“別れ”

2020/04/01 10:02 配信

ドラマ

「死にたい夜にかぎって」6話シーン写真(C)2020「死にたい夜にかぎって」製作委員会・MBS (C)爪切男/扶桑社


賀来賢人が主演を務めるMBS/TBSドラマイズム「死にたい夜にかぎって」最終話が3月31日までに放送され、浩史(賀来)とアスカ(山本舞香)がともに過ごした6年間にピリオドが打たれた。じっくりと描かれた2人の別れのシーンに、視聴者から感動の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)

「まあまあ楽しかったね」


同作は、原作者・爪切男氏本人の実体験エピソードを書いた同名小説を実写ドラマ化したもの。幼くして母に捨てられた主人公・小野浩史(賀来)が、さまざまな女性たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していく、悲しくもユーモアあふれる物語だ。

「死にたい夜にかぎって」6話シーン写真(C)2020「死にたい夜にかぎって」製作委員会・MBS (C)爪切男/扶桑社


最終話では、浩史とアスカの別れが描かれた。

2011年4月、「浩史、別れよっか。別れよう」と切り出したアスカ。それから1カ月半、アスカが出ていく日がやってきた。ネットのチャットで知り合い、付き合い始めてから6年が経っていた。

「じゃあね」と出ていこうとするアスカに浩史が「見送るよ」と名残惜しそうに申し出て、2人は駅までの道を一緒に歩くことに。思い出がいっぱい詰まった街なかを、噛みしめるように2人は歩いた。

「この豆腐屋さん、めっちゃ行ったね」

「あ、冷蔵庫にアイスいれっぱだ。食べていいよ」「食べちゃお。アスカがアイスくれるの初めてじゃない?」

別れを惜しむように、道々何気ない会話を交わす2人。だが、そんな時間にも終わりが訪れた。

アスカは浩史に「短いけど手紙書いたから」と手紙を渡し、「じゃ、お世話になりました。長い間」「まぁまぁ楽しかったね」と言って電車に乗り込んだ。

顔をくしゃくしゃにして泣きながら見送る浩史。一方アスカは、窓の外に立つ浩史の方を見ず、ただひとり涙をこらえながら黙々と駅弁を食べ続けた――。